離乳食を始める時期は"一人で座る事ができるようになってから"で目安ができましたね?月齢としては7ヶ月くらいですが、もし赤ちゃんが少し早めに産まれてきたり、小さめに産まれてきていたらこの限りではありません。あくまでも月齢は目安です。
早く産まれた赤ちゃんは、おなかの外ではおなかの中で成長するのに比べ2倍の時間がかかるといわれています。焦らずに赤ちゃんの成長発育に応じて離乳食をスタートしましょう。
では、具体的にはどんな離乳食を作ればいいのでしょう?私が息子にせっせと育児書をみながら離乳食を作っていた時、母や主人の母は口を揃えて"大変だねぇ、私なんかそんなもの作ったりしなかったよ"と同じことを言ったので驚いたものでした。更に驚いた事に、"離乳食を特別に作らずに何を食べさせていたの?"と聞けば"大人の食事の中で食べられそうなものをかいつまんで与えていただけ、手抜き上手でしょう?"との事。えっー、と思ったものの主人(院長)も私も立派な大人になっております。(笑)
実は現在出回っている育児書の離乳食の進め方は、1970年代の半ばくらいから幼稚園や保育園で噛めない、呑み込めない子ども達が目立ち始めたのをきっかけに1980年に厚生省から発表された"離乳の基本"を目安に作られています。いわゆる皆さんがよく目にする離乳初期(5〜6ヶ月);口唇食べ期 調理形態、ドロドロ状、離乳中期(7〜8ヶ月);舌食べ期 調理形態、舌でつぶせる固さ〜 以下略です。
でも、この"離乳の基本"は健常児を対象に研究されて作られたものではないために実態に則していない事が多いです。また、月齢に振り回されてしまうと個々の子どもの発達と会わなくなる事が出てきます。前回触れた開始時期についても早いのでアレルギーに対する配慮の面でも心配です。
結論から言うと、1980年以前、"離乳の基本"が出されるまえの離乳への取り組み方で問題はないのです。(お義母さん、おかあさん万歳!です。)1970年代半ばから問題になっている噛めない呑み込めない現象はまた別のところに起因しています。これはまた後ほどお話しします。基本的にしかるべき時期が来て一人座りができていて手が自由に使えるようになった赤ちゃんは体が受け付けるものは食べるし、体が受け付けないものは食べません。(何でも口に含むのとは違いますよ)
わざわざまだ食べられる時期でないものを口元まで持っていって一口ずつあげて、なかなか食べてくれない上に、辺り構わずにちらばしちゃったり、おもしろがってスプーンでグチャグチャと混ぜてみたり、結局赤ちゃん用にと特別に作ったものは無駄になって・・・離乳食って大変なんだろう!となってしまう訳です。
ただし家族の食卓に出ているものをといっても、当時と今では大人の食べるものが違っているようにも感じます。野菜中心の煮物、メインは魚料理、具たくさんのおみそ汁、調味料も基本の"さしすせそ"で今の様にレトルト食品や半調理品のなかった時代です。大人の食べるものも赤ちゃんに安心して与えられるメニューかどうか考えたいですね。
ここまでの哺乳、離乳の話は『矯正歯科医が教える満一歳で離乳が終わる"らくらく"育児』を参考にしております。読んでおけば哺乳離乳で苦労しなかったのにと心から思いました。ご興味ある方は閲覧もお貸しだしもできます。是非ご覧になってください。