こどもの矯正日記

症例だけでなく、小児矯正に関する情報を発信いたします

良い歯並び作りに出来る事

 良い歯並び作りに必要なのはなんと言っても健全な顎の成長発育です。

では、健全な顎を育てるために出来る事って何でしょうか?
それは、とても簡単な事です。お口が担う役割を考えれば答えは自然にでます。
そう、食べ物(飲み物)を咬む、飲み込む、言葉を話す、などお口が本来持っている役割を十分に働かせる事です。それによって、お口周りの筋肉が正常に働き、発育し、その刺激で顎の骨も健やかに育ちます。

 これからしばらくは、赤ちゃんがおなかに宿った頃から、よい歯、良い歯並びのためにお父さん、お母さん、また育児に関わる大人が出来る事をご紹介していこうと思います。

 ここで、お願いがあります。良い歯並び作りをするためにこんなにたくさんの事をしなくてはいけないんだ!!と思い詰めないでください。まじめなお母さんほど大変になってしまいます。しかも、必ずしも全部、実行したからといって、100%不正咬合を予防できる訳ではないのです。(遺伝的、先天的な要因が強い場合は治療介入なくしての改善は難しいです)
 歯並びを悪くするであろう因子をマイナスとして、良くする因子をプラスとして考え、プラスマイナスの足し算の結果、歯並びが出来上がると思ってください。ですから、"こんな事も歯並び作りに役立っているんだ"と知って頂く事、それがまず第一歩と思っております。

 

小児矯正 こども歯並び治療室

このページの先頭へ

 

第一期治療

 第一期治療というのはいわゆる矯正治療、ブラケットをつける治療より早い時期に行う治療です。顎の前後的位置のずれ、左右的ズレを改善したり、上下の顎の大きさの不調和、顎の歯の大きさの不調和を改善したりするいわゆる土台作りです。

 ですから、第一期治療では歯が並ぶための基礎作り、第二期治療では一本一本の永久歯をきれいに並べる治療と考えて頂くと良いと思います。

 第一期治療ではお口の中だけでなく、顎、顔面の成長発育を見ながらそれぞれのタイミンングで最良と思われる治療介入をするのでダイナミックな外見の変化を見る事もしばしばです。
 受け口や、顎が後ろにズレているお子さん、顎偏位のお子さんなどはお顔立ちも変わります。もちろん遺伝的、先天的な不正咬合の因子を持っていらっしゃる場合は成長発育の終わる20歳前後まで気を抜けませんし、思春期成長の際にその傾向がどうしても強く出てきます。でも、何もしなかった場合よりは遥かに改善されています。経過観察中でも定期検診にいらしていただいている場合は、気がつかないうちにすっかり後戻りしていましたという事はまずありません。
 ときに、第一期治療は治療を受ける側も治療する側も根気が必要です。でも、それによってもたらされる効果は大きく、喜びも大きいと信じております。
 良い噛み合わせ、良い歯並びを目指して、ご一緒に頑張りましょう。


小児矯正 こども歯並び治療室

このページの先頭へ

 

乳歯列期の理想の歯並び

 歯並びは遺伝や生まれつきのものだから、予防なんて無理と思っていらっしゃいませんか?

確かに先天的要素や遺伝の影響もあります。ですから、努力だけで100%良い歯並びを作る事はできません。
 でも、それではAll or Nothingの選択になってしまいます。子ども達には成長発育という大きな可能性があります。
 例えば遺伝的に歯並びの悪くなるマイナスの要素を持っていたとしても、顎の骨や歯列の幅をきれいな形に育てる食生活や姿勢、生活習慣などプラスの要素を足し続ける事によってマイナスの要素を打ち消す事が出来る可能性は十分あるのです。特にマイナスの要素に早くに気がついて、歯並びを良くするためのプラスの要素を小さいうちから日常生活に取り込んでいく事はとても有効だと思います。
 乳歯列期は一本一本の歯と歯の間に隙間がある歯並びが理想です。もし、全部の歯がぴったりくっついていたり、既にガタボコの状態でしたら永久歯の歯並びは悪くなってしまう可能性が高いです。もし、飲み込み方、食べ方、日頃の姿勢などを改善する事によって良い歯並び作りが出来る可能性があるとしたら?ちょと試してみようかな?と思いませんか?
 虫歯予防は当たり前。良い歯並び作りのために歯科医院に訪れる時代になりつつある?と、そうなって欲しいなと思うこの頃です。

小児矯正 こども歯並び治療室

このページの先頭へ

 

日本人の顎は小さくなっている?いない?

 最近の子ども達や若い人達は顎がほっそりとしてお顔が華奢だな、と思った事ございませんか?確かに、頭蓋のレントゲン写真などをとっても顎ほっそりとしている方が多いです。顎が小さくなったから歯が並ばずに叢生になるのだ、とよく言われますがそれでは本当に日本人の顎は小さくなってしまったのでしょうか?

 統計学的に言うと決して小さくはなっていないのです。日本人の平均身長が伸びている様に顎の大きさもどちらかと言えば大きくなっています。
 では、同じ大きさでも歯がきれいに並んでいる顎と並んでいない顎では何が違うのでしょうか?歯の向きが内側にまた手前に倒れ込んで生えていると有効活用できるスペースは少なくなります。それによって叢生が引き起こされます。
 では、何故、歯が傾いて生えてしまうのか?原因はいろいろ考えられます。未熟な嚥下、咀嚼、舌癖、態癖などなど。こう考えると、生まれつき顎が小さいからではなく、後天的に日常生活に深く関わっているものが叢生の原因となる事が多いようです。
 良い歯並び作りのために出来る事、なるべくたくさんの情報をご提供して少しでも予防に努めたいなと思います。

小児矯正 こども歯並び治療室

このページの先頭へ

 

北風と太陽

 なかなか歯が良い位置に動いてくれない、という場合、病的に歯牙が顎の骨と癒着してしまっている様な特殊なケースを除いては環境整備に問題が残っている場合が多いです。

 では歯が並ぶための環境整備とはどういう事かというと、歯が収まるべき隙間づくりであったり、口腔周囲筋のバランス、上下の歯の噛み合わせのバランスを良くする事であったりします。ですから、無理矢理歯を動かそうとしても歯が動くための環境が整っていなければ動いてはくれないのです。歯が動きたくなるように準備をすることが急がば回れ、でとても大切です。
 朝晩の風が少し冷たく感じられるこの頃、ふっと北風と太陽の話を思い出し人間も歯も一緒だなぁ。。。と思いました。

小児矯正 こども歯並び治療室

このページの先頭へ

 

日本矯正歯科学会

 10月17日(月)から10月20日(木)まで、名古屋にて日本矯正歯科学会と国際大会が開催されています。


 20日(木)はクリニックは通常通り診療しておりますが矯正担当医は留守になります。
緊急の場合はとりあえずお電話下さい。

 ご迷惑をおかけしますが、たくさんの有益な情報を取り入れて、日々の診療に反映したいと思っております。よろしくお願いいたします。

小児矯正 こども歯並び治療室

このページの先頭へ

 

第一期治療

 第一期治療を行い、経過観察中にもう少し拡大が必要になったり、顎位の改善が必要になる場合があります。基本的には経過観察中は保定装置を使って頂き、MFTなど口腔周囲筋のトレーニングも行い、自然に永久歯が良い位置に生えてくる事を図ります。それでも、おやおや?となる事はあります。原因は経過観察中の保定装置を上手く使って頂けていない場合、本人の成長発育、悪習癖、口腔周囲筋のアンバランスなど様々です。いずれにしても悪い徴候が見えたら放置はできません。その症状にあった装置をお作りしてお渡しします。

 第一期治療は何か一つの症状に対してそれを治して終わり、ではないです。むしろ、永久歯が全部生えるまでの間、より永久歯が並び易くなる様に、必要に応じて必要な治療を複数回するものと考えてください。成長発育によるメリットが得られるうちに最大限の度量を払って歯がきれいに並ぶための基礎作りをする治療です。

 

小児矯正 こども歯並び治療室

このページの先頭へ

 

指しゃぶり

 指しゃぶりについてはいろいろな立場からいろいろな意見がありこれが正しい!と断言できるものはない様に思います。歯科医師のなかでも意見の分かれるところです。


 指しゃぶりが顎や歯並びに悪い影響を与える可能性が高いのは事実です。では、何歳頃までにどう対処するか、ですね。指しゃぶりによって開咬、出っ歯になる事は比較的皆さんご存知かと思います。その他に上顎の狭窄もしくは成長抑制があると上下の顎の偏位が起きます。偏位が生じると咀嚼に影響が出ます。咀嚼パターンが偏側になるとよく噛む方の筋肉が発達、そして筋肉からの刺激を受けて骨も成長します。お子さんの場合は大人と違って骨の成長発育への影響があるので早めに対処できるにこした事はないです。

 当医院では、3歳くらいまではお母様へのカウンセリングを中心にしています。指しゃぶりの多くは4歳位までに自然消失します。それ以降も続くようで、顎や歯並びに良くない傾向がある場合は指しゃぶりをやめるためのトレーニングと治療を考えます。また、一見、指しゃぶりはしなくなってもその代償行為として爪咬み、タオルなどを咬む癖、弄舌癖がでてしまうと顎や歯への悪影響は変わらずに続く事になります。かえって、こちらの方が気がつきにくい分、厄介かもしれません。ですから、どうして指しゃぶりが出てしまうのか、原因を考え、合わせて治療というのが一番の近道でしょう。


小児矯正 こども歯並び治療室

このページの先頭へ

 

お口のお写真

 当医院では矯正治療を始める前、開始後は適宜、とくに使用する装置を変えたときなどにお口の中のお写真やお顔や全身のお写真を撮らせて頂いております。治療によりどう変化しているかを確認するためのものです。


 先日、取り外し式の装置での治療が順調に進み、そろそろ固定式の装置を考えているになる患者さんに経過をご説明しようと最初のお写真をお見せしました。お子さんもお母様もびっくりした様子で最初こんなに曲がっていたんだ!と。毎日見ていると変化には気づきにくいもの。最初からこんな感じだったかなと、治療前の状態を忘れてしまわれている方も多いです。でも、良くなっている状態を見ると安心できますし、また次のステップへの意欲もわきますよね。これらの記録のお写真は患者さんの頑張りの大事な軌跡でもあります。カウンセリングのとき以外でも、ご自身のお写真はいつでもお見せできますので、どうぞお気軽にお声をおかけ下さい。

小児矯正 こども歯並び治療室

このページの先頭へ

 

小児の歯肉のメラニン色素沈着

 お子さんの歯茎の色が気になるとご相談を受ける事があります。歯肉の漂白を依頼される事も。。。

 近年、社会的にも禁煙を勧める動きが進んでおり、禁煙推進運動のキャンペーンなどで受動喫煙が子どもの歯肉を黒くするという情報が流れての結果と思います。私は愛煙家ではなく嫌煙家です。でも、結論からいうと小児の歯肉のメラニン色素沈着の原因は受動喫煙だけではありません。歯肉のメラニン沈着に影響する因子は、口呼吸、日焼け(紫外線)、ニコチン、年齢、アスコルビン酸不足(ビタミンC不足)など複数の要因が関係しています。ですから、喫煙者がいないご家庭のお子さんでもメラニン沈着の強い子はいる事を知っておいて頂きたいです。
 
  

小児矯正 こども歯並び治療室

このページの先頭へ

 

フッ化ジアンミン銀

 かつて虫歯の進行止めのお薬といえば、塗ると歯が真っ黒になってしまうお薬が一般的でした。前歯が虫歯で小さくなった上に真っ黒になったご経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?フッ化ジアンミン銀は虫歯の進行抑制としてはフッ素製品の中でも効果が高いものなのですが、黒くなってしまうのが難点で進行止めとし効き目があるのはわかっていても 使う頻度は年を追うごとに減ってきました。


 フッ素やアパタイトを含む製品は虫歯予防に効果はありますが、出来てしまった虫歯の治療薬にはなりません。短所であった歯を黒変させない進行止めのお薬として当医では新しいフッ化ジアンミン銀を導入しました。根本的な治療が出来ないケースには有効かと思います。ご興味のある方、お気軽にお尋ね下さい。

小児矯正 こども歯並び治療室

このページの先頭へ

 

来春

 地域の皆様に支えられ、清水歯科クリニックは来年15年目を迎えます。皆様のお口の健康を守るためスタッフ一同一生懸命に頑張って参りました。


 きめの細かな歯磨き指導をはじめ、良い歯並び作りのための口腔機能トレーニングなど、治療だけでなく予防にも真剣に取り組んでおり、その効果が年を追うごとに出ている嬉しいこの頃です。
 しかし、現在のクリニックでは最新の検査機器の導入や患者様への十分な設備(カウンセリングルーム、パウダールーム、駐車場)の確保が難しいため、来春を目標に上篠崎に移転する予定です。駅からはより近く徒歩5分弱となります。また、お子様にはおなじみのキリン公園の向いになりより立地としても便利になります。

 現在、地盤調査のボーリング中です。(だそうです。今日、早速その付近をお散歩したという患者さんから教えて頂きました:笑)

 移転まではまだまだ半年以上ございますが、お近くをお通りの際はちょっと予定地の確認などして頂けると移転後の通院も迷われず安心かな、と思います。よろしくお願いいたします。

小児矯正 こども歯並び治療室

このページの先頭へ

 

勾玉

 当医院では歯並び治療を第一期治療、第二期治療と大きく二つの時期にわけて行っております。

 第一期治療はファーストフェイズとも呼びます。最初に取り組むべき治療で、顎の前後の位置関係の改善であったり高さの改善、左右のズレの改善、歯と顎の大きさのの不調和の改善、上下顎の大きさの不調和の改善など歯を並べるための土台作りのような治療です。歯を綺麗に並べるために悪影響を与えるものを取り去る治療、原因にアプローチする治療ともいえます。全体像を捉えながら大きく患者さんのお口、体の成長を見つめながら取り組みます。

 一方、第二期治療はセカンドフェーズとも呼びます。一本一本の歯を丁寧に理想的な位置へ並べる治療です。歯の表面にはブラケットをつけワイヤーで歯の位置を整えていきます。真っ白な歯にブラケットをつけ並べているとき、大切な勾玉(宝石)を並べるような気持ちになります。元々、真っ白な何も処置されていない歯です。私たち歯科医師にとてはまさしく勾玉(宝石)そのもののような歯です。治療中、虫歯にならないでね、歯根に異常をきたさないでね、そして一日も早く理想的な位置への移動を完了して、またもとの真っ白な歯に戻ろうね、そんな気持ちで取り組んでします。

 綺麗に並んだ真っ白な綺麗な歯、
どんな勾玉の首飾りより美しく価値のあるものでしょう。。。

小児矯正 こども歯並び治療室

このページの先頭へ

 

お子様の歯並びが気になったら、いつでもお気軽にご連絡下さい。


↓ 診療時間外はこちら ↓

相談フォームへ