こどもの矯正日記

症例だけでなく、小児矯正に関する情報を発信いたします

学会シーズン

 秋といえば、食欲の秋、スポースの秋、勉強の秋、ですね。私共にとっては秋は学会シーズン、勉強の秋です。平日に開催される学会、研究会が秋に集中しているためお休みを頂く事が多くなります。事前にお知らせする様にしておりますが、若干ご予約が込み合います。ご迷惑をおかけしますが、学会や研究会で得た知識や技術にによってよりよい治療をご提供できるもの信じております。ご理解とご協力、よろしくお願いいたします。

小児矯正 こども歯並び治療室

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反対咬合、交叉咬合

 当医院でケアさせて頂いている患者様で反対咬合や交叉咬合の心配がある場合は早めの治療介入を積極的にお勧めしております。

 ただし、成長発育を利用した治療というのはいわば先を見越して決定的な症状が出る前になんとかそれを予防しようとする治療なので患者さんにはそれ程悪くないのに?と思われる事もあります。でも、成長発育についてお話しして、これから起こりえるお口の変化、お顔立ちの変化についてご理解いただき治療を早期に始められた患者様には確実に良い結果をご提供できていると自負しております。
 歯を並べる治療はいつからでもできます。でも、顎の骨の形や位置のを良い方向に導く治療は子どもの頃しかできません。お子様の反対咬合、交叉咬合、どうか大人の歯に全部生え変わってしまう前、顎の成長が止まってしまう前、出来れば乳歯がまだたくさん残っているうちにご相談下さい。できること、たくさんあるかと思います。

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母娘で矯正

 お嬢様の矯正治療をきっかけにお母様も治療を開始する事になった患者様。お二人ともとても顎が小さくて、見るからに永久歯が全部きれいに並ぶ状態ではありません。お嬢様はまずは出来るだけ上下顎ともに拡大して顎の成長発育に期待する治療から介入しています。でも、お母様の場合はもう成長発育が期待できないため抜歯矯正をせざるをえません。

 お嬢様の拡大装置の効果は目に見えてでます。それを見たお母様、治療の効果を喜ぶと同時に"いいなぁ"とポツリ。。。
 小さい頃から矯正治療をすると長くおつきあい頂きますが歯を並べる土台から整えられるの永久歯の抜歯を避けられる確率が高くなります。また、第一期治療中でも無理なく自然に歯が並んでいく様子がイメージできる様になります。

 予防矯正、早期介入、咬合誘導、いろいろな言葉で小さい頃からの歯並び治療は語られます。賛否両論あります。でも、私は良い歯並び作りのために最小限の侵襲で最大限の効果が出せるならそれを選択したい、と思って日々精進しております。頼るは知識と技術、と熱意です。

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パノラマレントゲン写真

 お子様の検診の際、隙間はあるのになかなか生えてこない歯があったり、歯が出てくるスペースが両隣の歯の間にないような場合、また先天性欠損が疑われる場合、当医院ではパノラマレントゲン写真というお口全体の様子が分かるお写真をおとりしています。特に乳歯から永久歯への生えかわりの時期は適切な時期にそれぞれの歯の萌出を促す必要があります。


 小さなレントゲンでは見落とされてしまう萌出障害や先天性欠損、歯胚の位置異常を早期に把握し適切な処置をする事により不正咬合予防につながります。定期検診を虫歯予防だけでなく良い歯並び作りも目標にして取り組んでいる当医院ならでは特徴です。

 当医院では通常のレントゲン撮影の1/10の放射線量で済むデジタルX線撮影を取り入えており、レントゲン撮影によるお体への影響も考慮しております。どうぞご安心下さい。

 

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台風

珍しく台風が勢力を保ったまま関東に上陸しました。


患者様とスタッフの安全確保のため、今日は暴風域に達すると思われるお時間にご予約いただいておりました患者様とは事前に連絡を取りアポイント調整をさせて頂きました。

その分、明日と週末にご予約が多く入っております。ご予約のない患者様、ご予約時間以外にお越しなった患者様、お待たせしてしまう可能性があります。お約束のない患者様、お約束のお時間に間に合わない患者様、まずはお電話をいただけると助かります。ご協力よろしくお願いいたします。

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舌癖

 前回一度だけ舌癖への対応をご説明した同じ年齢の患者さんがお二人、今日いらっしゃいました。お二人とも強い舌癖があり、開口状態になっています。今までお家の方の声かけを奨励されていたとの事ですが、どうにもならずストレスになるだけだから、いつの間にかあきらめて言わなくなったと悲痛なお顔でお話しいただいておりました。MFTと装置の併用をお勧めしての今日のことです。


 お一人は、舌癖がコントロールされていました。嚥下まで正常にできる様に。。。信じがたかったのでしばらく観察しましたが無意識下でも出来ています。ちょっとご指導する内容をお話ししただけなのに、それを家でやっていたら出来る様になっちゃった!とのこと。装置はとりあえず見送り、経過をみる事にしました。もちろん、予断は許しません。

 もうお一方は、はやり強い舌癖はどうにもコントロールできず装置を併用する事にして本格的なMFTも開始しました。

 どちらの患者さんが良くてどちらがダメという事ではありません。同じ年齢で同じような症状でも個人差があるという事です。ですから指導すべき内容も選択すべき装置も十人十色、百人百色、ということです。あらためて患者さんから学んだ一日です。

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なかなか生えてこない?

 上の前歯や犬歯が片方だけなかなか生えてこなかったり、奥歯の乳歯がいつまでも抜けず残っていたり、6歳臼歯が他の歯に比べて明らかに途中までしか生えていないような状態でしたらお早めにご相談下さい。


 アンキローシスと言って歯と骨が癒着してしまったために生えてこなかったり、歯牙種(良性)が萌出の邪魔をしていたり、過剰歯が原因で生えてこない場合は早めに外科処置をすると定位置に生えてくる可能性が高くなります。
 また、スペース不足のために生えたくても出てこられないような場合は顎の幅を広げる治療(歯並び治療の第一期治療に当たります)を行い、十分なスペースが出来ると自然に出て来てます。

 いずれにせよ、骨の中で歯の根っこが完成してしまうと歯が萌出しようとする力がなくなり自然に出てくるのは難しくなります。その場合は骨の中に埋まっている歯を引っぱりだしてこなければいけません。かなり大変な治療になる上に自然に生えて来た時よりもきちんと並ばない事も多いです。

 発症しやすいのが上の真ん中の前歯(通常6才前後には萌出します)、上の糸切り歯(10才前後に萌出ます)です。反対側の同じ場所の歯はとっくに生えているのに片方は全然生えてこないような場合や、乳歯が二つの歯がくっついて一つになっていたような歯の後続永久歯はの場合は注意してみていく必要があるでしょう。

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足し算

 定期検診時だけでなく日頃の診療中も虫歯予防の方法や歯並びを悪くしないための習慣などアドバイスさせて頂いています。少しでもお口の健康に役立てばと思ってお話ししておりますが、ただでさえ小さなお子さんを抱えての毎日は大忙し。その上もうひと手間、ふた手間くださいねって言われても、もう無理です!って悲観的にならないでくださいね。


 予防にまつわるお話はプラス、マイナスの足し算として考えて頂ければいいのです。
 例えば虫歯予防なら、お砂糖の摂取制限、歯磨き、フッ素塗布などが基本的で効果があると言われる予防法です。でも、どんな方法でもそれをしなかったら100%虫歯になってしまう訳ではありませんし、それさえしていれば100%虫歯にならない訳でもありません。甘いものが大好きでやめられないのであれば、これはマイナス要因、ですから+要因となる歯磨きを丁寧に、フッ素入れに歯磨き粉を使う、砂糖を使用したお菓子を避けてキシリトール入りのガムやタブレットにするなどなど、歯に良いと思われる事を足していけばいいのです。オプションがたくさんあればあるほど、余裕を持って虫歯予防に取り組めるのです。
 また、虫歯の好発時期、好発部位を知っていれば、仕上げ磨きもピンポイントでできますよね。皆さんのご負担を少しでも減らせるようにたくさんの情報をご提示しているのです。
几帳面に全部するのでなく(して頂いてももちろん、良いのですよ:笑)それぞれのアドバイスを日常生活に上手く取り入れてみてください。
 

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叢生になる確率

 歯並びが悪くなるかもしれないというお話をする時、将来起こりえる不正咬合についてのイメージを患者さんにもってもらえず"本当にそうなのかな?"と思われているだろうな。。。と上手く伝えられない事を残念に思う事があります。

 統計学的にいうと、永久歯の4前歯が萌出した時点で既に叢生(きれいに並んでいない状態)であった場合、上顎では85%、下顎では65%は自然にきれいに並ぶ事はないというデータが出ております。固いものを食べる習慣が少なかったり明らかに歯のサイズが大きいような場合は更にその確率は上がります。ですから、定期的にお子様のお口を診ていると将来の歯並びについての予測というのは統計的データよりもっと的確にお話しできているかと思います。4前歯が萌出ている頃までに治療介入ができると理想的な拡大が可能になり将来、歯を抜いて歯を並ぶなくてはいけなくなる可能性は低くなります。
 もし、将来矯正治療をとお考えの場合はご相談だけでも早めにいらして頂けると理想的な治療が出来るかなと思っております。矯正相談はいつでも受け付けております。

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食育

 虫歯予防には一に歯磨き、二に歯磨き、三、四がなくて五に歯磨き、なんてことはありません。確かに歯磨きは大切です。虫歯の原因菌が歯の表面に残っている糖分(食べ物の飲み物に含まれる)をもとに酸を作りその酸が歯を溶かして出来た穴が虫歯といわれるものです。ですから歯の表面に糖分、いわゆる磨き残しがない状態にしておけば理論上虫歯は出来ない訳です。また歯磨きは歯肉炎、歯周病の予防にも重要です。


 しかし虫歯予防は歯磨きだけではありません。むしろ歯磨きが難しい低年齢のお子さんの場合は虫歯菌の絶対数を増やさないためにも、はじめから食べ物でコントロールした方が遥かにストレスフリーで効果的です。

 まず歯磨きの難しい低年齢(3歳前後)まではチョコレート、アメなど糖分の固まりのようなものは与えない事。3歳までにお口の中の虫歯菌の数は決まってしまうのでこの頃までに菌の絶対数を増やさないようにするとその後のケアが楽になります。

 また、お子様のおやつの時間と回数を決める事、糖分の多く含まれる市販のおやつや清涼飲料水を避ける事、なるべく素材に近いものを与える事を心がけて頂くと良いでしょう。具体的には今の季節でしたら茹でトウモロコシ、蒸かし芋、リンゴ、梨などは最適です。繊維質が多く含まれるものは歯に付きにくい上にの表面についた汚れも一緒に落としてくれます。こういった食べ物は咬みごたえがあるため顎の発育にも良いです。小児肥満や小児糖尿病などの防止にもこのような話は頻繁に出てきます。

 食べ物で自然にお口の健康もお体全体の健康も手に入る、素敵な事ですね。

 虫歯予防、咬合育成の面から食を考えて、お子様の健やかな成長のお手伝いも出来ると良いなと思うこの頃です。

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MFTにおけるモチベーションの大切さ

 MFTとはお口周りの筋肉の不調和を改善し正常に機能させるためのトレーニングです。それによって顔面、頭蓋、顎骨の発育が正常に促され、本来並ぶべきところへ歯が並び噛み合わせが整っていく事を期待します。

 特別な装置も使用せずに理想的な歯並びや噛み合わせが獲得できる可能性が高くなるので、お口周りの筋肉の不調和のために不正咬合になりつつあるような場合は矯正治療を念頭に置きつつまたは併行して当医院では取り入れております。
 が、口で言うほど効果を上げるのは簡単ではありません。言うなれば筋トレです。しかも苦手な動きを毎日しなければいけないのでいろいろと問題は生じます。でも、一度ご本人がやる気になると。。。こちらがびっくりするような効果が出てきます。なるべくご本人がその気になるような指導方法を考えながら、少しでも楽しく効果が目に見えるようにを目標に取り組んでいます。
 成人の場合は成長発育を促す効果はもう期待できませんがその代わりにお口周りの筋肉を理想的に整えるのでアンチエイジング効果もありますよ!お子様と一緒にお母様もご一緒にすると一石二鳥かもしれません。上にも持ち上がった口角、すっきりとした顎の下、シャープな頬のライン、素敵でしょう?

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嬉しかった事

 当医院では定期検診時、虫歯のなかったお子様には頑張りグッズというプレゼントを差し上げています。歯ブラシ、プラウト(磨きにくい箇所専用歯ブラシ)、フッ素製品、歯磨き粉、キャラクターグッズなどです。もちろん子ども達に人気なのはキャラクターグッズです。ポケモンのシールやカード、鉛筆、ノート、サンリオ製品、男の子も女の子も楽しみにしてくれているので私もなるべく子ども達が喜んでくれるようなものを買ってきます。虫歯予防へのモチベーションの一つとして始めた事です。虫歯がなく、キャラクターグッズを手にして満面の笑みを浮かべてくれるのを見るのはそれはそれで大変嬉しい事です。そしてだんだん大きくなってくると、更に嬉しい姿を見る事が出来るようになります。。。


 ずっと検診に来てくれているK君、虫歯はなく検診を無事クリアー、そして今日は頑張りグッズとしてプラウトを選んでくれました。小さい頃から通ってくれている子ですが嘔吐反射が強く歯磨きも治療も難しくずっと苦労してきました。頑張りグッズのキャラクターグッズをもらえるようにとそれを励みに来てくれていたような子でした。その子が今日は自分のお口のお手入れのためのケア用品を自分のために選んでくれたのです!お母様も我が子の成長にびっくりの様子。こういうお子様の変化を目にしながら診療できる喜びをつくづく感じた今日でした。

 

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指しゃぶり

 指しゃぶりが歯並びに悪い影響を与える事は有名で1歳半検診や2歳児検診では指しゃぶりをやめるように比較的厳しい指導があるかと思います。


 実際に指しゃぶりが歯並びに影響を与えるのは事実です。出来ればなるべく早く、少なくとも永久歯列までにはやめるというのが目標ではあります。80%くらいの指しゃぶりは5歳までに自然になくなります。指しゃぶりが自然になくなって歯や歯槽骨への影響もなくなっていれば問題ありません。
 しかし、指しゃぶりはもうしていないのに出っ歯になっていたり開咬がひどくなる場合は指しゃぶり時代にしていた探索反射というのが残ってしまっているのかもしれません。

 ちょっとご自身の指をしゃぶってみてください。舌はじっとしたまま動かずにいますか?舌の先はモゴモゴと動いてきませんか?この舌の動きが反射として残ってしまうと指しゃぶりをやめて指をしゃぶれなくなると歯やお口周りの本来舌が触れて欲しくないところを始終モゴモゴ触って歯列に悪影響を及ぼすのです。

 癖やこうした反射は早ければ早いほど改善の可能性が高くなりますし、歯列への影響も少なくてすみます。小さいお子さんではその年齢では対処法がなくても目的を持って経過を観察する事は大変意義があります。気になる指しゃぶり、何歳からでもご相談賜ります。

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手札

"手持ちの手札は多ければ多いほどいい" 私の尊敬する先生の言葉です。


歯科治療の中でも矯正治療は特に多様な考え方や手技がありそれぞれの使用する装置も異なります。(大学ごとに異なっていたりします。)同じ方法をずっとしてそれを極めるのもまた一つの考え方ではあります。

でも、出来る事が多い事は確実に自身の臨床の幅を広げてくれるものと信じています。つまり、術者側がたくさんの手札を持っていれば、よりお一人お一人の患者さんにとってぴったりの治療方法や装置を選ぶ事が出来るという事です。

ましてや医学は日進月歩。温故知新、確立された治療法を基盤に有益であるものは取り入れたいと思っております。

そんな訳で研修会や学会で留守にしてご迷惑おかけする事もありますがご容赦下さい。

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カウンセリング

 精密検査後、診断結果、治療方針についてカウンセリングを行います。治療方針が何通りか考えられる場合はもちろんですが、その治療方針に則って治療を希望されるかどうかも、即答いただかずご家庭で一度話し合って頂いて後日お返事を頂きます。また、治療開始してからも装置使用状況、装置との相性などもみながら必要に応じてカウンセリングをさせて頂いております。

 治療の効果を最大限に上げるため、満足度を上げるためにもご心配な事、ご不安な事、またご希望などがあればとりあえずお聞かせ下さい。その上できる事できない事、それぞれの治療方法の利点欠点ご説明します。何よりもご自身のお口に関心を持って頂く事が何より重要です。

 歯並び治療は、他の歯科疾患とは少し性格の異なる治療です。いわゆる他の歯科疾患と違って治さなければ絶対にいけない病気ではないからです。完全に病気の治療でもないけれど、とは言っても見た目を改善するだけの美容整形とも異なります。やはりお口の健康維持、増進のための医療行為です。ですから、治療に関してはいろいろな点で折り合いを付ける必要が生じてきます。患者さんの要望を聞きつつ医学的に正しい事を、健康維持増進に貢献できる事を目指し日々励んでおります。

 

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