こどもの矯正日記

症例だけでなく、小児矯正に関する情報を発信いたします

床装置の調整

床装置を使用している間は乳歯が抜けたり、永久歯が萌出したりとお口の中が劇的に変化するので時にはまめな調整が必要になります。

その時に登場するのがプラスチックのもとになる粉と液。これは皆の嫌われ者・・・粉と液の入ったボトルが出てきた途端にお顔の曇る子供達がほとんどです。

確かに本当に辛いんです!!嫌なにおいと嫌な味というか、とにかく辛い。大人の方にも仮歯を作ったりするときに使用するのですがそういう時の使用量はわずかですし、歯の上での作業なので舌や上顎の粘膜にはつきません。それでも皆さん嫌がられます。子供たちの床装置の調整にはお口の粘膜にぴったりの装置が不可欠なので大人の方への量を軽く上回ります。そして不快感も。

咬合誘導中のお子様たちは本当に皆さん頑張ってくれていると思います。

患者様の中で将来、美味しい味のプラスチック元の粉と液を開発してくれる子がでたらいいなぁと思うこのごろです。

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MFT の効果が現れるまで 

MFTはお口周りの筋肉の不調和により歯並びが悪くなっている方には必須のトレーニングです。

舌の状態や唇の筋肉の力はお写真を撮ったり力の大きさをはかったりして効果が見えるように工夫しています。実際に数回のトレーニングで舌の形状や口唇の力は変化が現れます。

しかし、実際の歯並びに変化が出るまでにはお時間を要します。悪習癖だけが原因で出っ歯になっていたり、受け口の場合は根気よくMFTで対応するのも悪くないかもしれません。ただし1年以上平均的には2年程度の月日を要します。その間ずっと頑張り通していただけた場合の数値ですので、なかなか簡単なものではありません。

さらに、遺伝的に出っ歯の可能性があったり、受け口の可能性のある場合、もしくはすでに歯が邪魔してしまってお口が閉じにくいようなお子様の場合はMFTの効果が出るより早くに歯並びの不正がどんどん進んでしまうことが少なくありません。そのような場合はあらかじめ歯並び治療を踏まえての装置の併用をお勧めしています。MFTと装置を併用することにより相乗効果が得られより治療は円滑になります。

当医院の目標はあくまでもきれいな歯と歯並びの完成にあるので、最終的に理想の永久歯列が完成するまでお付き合いいただけると嬉しいなと思って日々診療しております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

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院内新聞 

今月から院内新聞を発行するに至りました。

ホームページ上で歯に関する情報をお伝えしていますが、当医院に来てくださっている患者様にはプラス院内新聞で、もっとダイレクトに情報をお伝えできるかと思います。

待合室にも貼ってありますが、定期検診時のお口の状態を記入する用紙の裏に院内新聞を印刷しています。表だけでなく裏面の新聞も御覧なってくださいね。

今のところ、検診のお子様の患者様にお渡ししています。が、もちろん初診の方でも成人の方にも為になる情報満載ですので、ご希望でしたら受付までお申し付けください。

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笑顔

 一般的に歯医者へ行くのは子供たちにとっては(大人の方でも)あまり嬉しいことではないかと思います。歯が痛くなってから行くことになった場合、それはもう恐ろしいことに違いありません。

 当医院でも緊急処置を行うことはありますが最近では比較的少ないかと思います。子供たちの多くは定期検診でいらっしゃる子であったり、検診時に小さな虫歯が発見され治療することになった子や痛む前にご自身で虫歯に気がついてきてくれた子たちが多くを占めます。笑顔で来院され笑顔で帰っていく姿を心から嬉しく拝見しています。当医院が虫歯で痛くなったら行く場ではなくなりつつあるのではないかな?と希望的に自負しています。

 また、咬合誘導、矯正治療やMFT,など時間をかけてお付き合いができる治療になりますと、それこそたくさんの笑顔が見られます。虫歯の治療だけだった時には拝見できなかった意外な一面を知ったり、お子様のお口の変化だけでなく人としての成長を見つめながら治療に従事できることをとても嬉しく思っております。

 当医院での矯正治療は第一期治療、経過観察、第二期治療までを含めた治療方針のもとに行っております。ですから、期間としては長くなります。しかし、そのぶん歯を抜かずにきれいに永久歯を並べるという最大の目的のほかにも歯に関する有益な情報や習慣など、たくさんのものをご提供したいなと考えております。

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仕上げ磨きようの歯ブラシ

 ご自身でまだ良く磨けないお子様には仕上げ磨きをおうちの方へお願いしています。仕上げ磨きようの歯ブラシはお子様用のとは別にしていただけると効率良く磨けますし、長持ちするので経済的です。

 お子様の歯ブラシはどうしてもすぐに痛んでしまって細かいところが磨き難くなってしまいます。もちろん、毛が開いてしまったらその都度新しいものに交換していただくのが理想ですが、小さいお子様で歯ブラシをお口の中に入れる練習中の時などにはそう頻繁に変えるのも現実的ではないかと思います。

 仕上げ磨きようの歯ブラシとしてはヘッドの小さいもの、また歯科医院専用になってしまうのですがプラウト、タフト(商品名)といった特殊な形の先が小さい歯ブラシはお勧めです。嘔吐反射の強いお子様の仕上げ磨きにもお勧めしています。どの歯ブラシが良いかなどもどうぞお気軽に受付にてお尋ねください。

 当医院では、定期検診時に新しい虫歯がなかったお子様にはがんばりグッズがプレゼントされます。歯ブラシ、歯磨き粉、キシリトールタブレット、文房具などから選べますのでこちらも是非ご活用ください。

 

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親知らずの抜歯

 矯正治療終了後、親知らずのために整えた歯列に悪影響が出る可能性が強い場合は時期を見て抜歯をお勧めしています。

 矯正治療した、しないに関わらず親知らずは抜歯になることが多いです。基本的には親知らずもきれいに歯列に入っていて上下の親知らず同士がきちんと噛んでいるようであれば抜く必要はありません。

 しかし残念ながら、親知らずは一番奥のスペースのないところに後から生えてくるので斜めになっていたり真横になっていたり、頬の方に飛び出るような向きで生えていたりときれいに生えてくれることが少ないのです。

 そのために歯磨きがおろそかになり虫歯になってしまったり、歯茎の隙間からばい菌が入って腫れたり、前方へ生える力によって既存の歯並びを崩したり、とお口の健康を害するような原因になるので抜歯になることが多いです。

 やはり親知らずはもし抜かなければいけない状況であれば痛みが出る前に抜いた方がいいですね。

 

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咬むことの大切さ

ネズミのお話ですが・・・

実験レベルでは離乳後流動食しか与えなかったマウスは固形食で育てられたマウスにくらべ統合失調症、いわゆる切れやすい一方で無気力、無関心、になる確率が高いという結果が出ているそうです。咬むことが脳神経系の発達に関与していることを示唆する実験結果です。

おばあちゃんの知恵袋として、良く噛んで食べると賢くなるというのはどうやら本当のようです。

また三つ子の魂百までも、ともいうように比較的早い時期に脳神経系の発達は決定づくられてしまうようです。

もちろんお口の発達に応じて徐々に食事を固くしていけばいいので、急ぐ必要はありません。(急いではいけません。)しかし乳臼歯が生えてきたら(2歳~2歳半)いつまでも流動食のような柔らかいものばかり与えるのはやめましょう。咬みごたえのあるものを食べる楽しさをお子様に教えてあげてください。特に難しく考える必要はありません。適切なものを加工食品の中から選ぶよりそのままガブリといけるような果物であったり野菜がお勧めです。よく噛んで、よい歯並びの賢い子に、育って欲しいですね。

 

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学会に伴う診療時間の変更のお知らせ

明日10月8日から10日(日)まで横浜にて日本国際歯科大会が開催されます。

当医院では院長はじめ私も、また歯科衛生士たちも参加をします。

若干診療時間、担当医不在が生じますのでお知らせいたします。

8日(金)は矯正担当の私が不在となります。医院そのものは平常通り診療いたします。矯正治療中の患者様で、緊急処置が必要な場合はまずお電話を頂けると助かります。

9日(土)は院長と歯科衛生士たちが不在になり、また診療時間も午後1時までとなります。1時まではわたくしは診療しております。ご迷惑おかけしますがよろしくお願いいたします。

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お口の変化

咬合誘導でもブラケットをつけた矯正治療でもどちらでもそうですが、患者様が歯の向きの変化や動いている様子に気がついて喜んでくださると私もとても嬉しくなります。

矯正治療は患者様と術者が一緒にゴールを目指して頑張っていくものとは申しても、実際には患者様の身に起こっていること・・・痛みのある治療、煩わしい治療、大変だなと思っても代わってあげることはできません。効果をだしモチベーションをあげて差し上げること、それしかできないのです。

ですから、治療計画通りに歯が動いていることを患者様も気がついて一緒にそれを喜べる時、心から嬉しくなります。頑張りましょう!

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骨格性上顎前突の治療

骨格性上顎前突を治療する際、成長発育期だからこそできる治療法がいくつかあります。

上顎を小さくする縮小プレート、後方に引くリトラクションプレート、顎外装置としてヘッドギアなどです。

これらの処置は適切な時機を逸してしまってからでは効果がなくなってしまいます。

ですから、こういう装置を使用する際はこの治療の効果いかんによって、非抜歯でできるか抜歯矯正に移行することになるか、ご説明させていただいています。非抜歯で矯正治療をすることが当然と思っていらしている患者様はちょっとびっくりされてしまうこともあるようですが、咬合誘導とはそういう側面も持っています。

当初の治療計画どおりにすすめるためにもご来院の間隔や、装置の使用時間はしっかり守って頑張っていただきたいなと思います。

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むし歯の色

むし歯の色は何色?

何色だと思いますか?一般的には絵本などでは虫歯は真っ黒に描かれることが多いかと思います。

確かに、長く治療しないで放置していた虫歯は黒くなります。また、虫歯で穴があいた部分は陰になるのでお口の中を覗いたときに黒っぽく見えます。また、虫歯の進行どめのお薬の中にはむし歯に塗るとその部分が真っ黒になるものもあります。ですから、虫歯の色は黒、というのは間違えではありません。

でも、むし歯というのは虫歯菌の出す酸によって歯が溶かされた状態のことです。ですから初めは歯の表面がうっすら溶けている状態で、色は白です。歯磨きをしてプラークはないはずなのに歯の表面がざらざらして白っぽかったらご用心。虫歯のなり始めかもしれません。

また、痛みを伴う虫歯の場合は歯の奥の方まで溶かされていて、その部分の色は黄色や薄い茶色などです。

黒くなくても、今は痛くなくてもむし歯になっていることは意外と多いです。お痛みが出る前に、定期健診などで発見し、小さな処置で済ませたいですね。

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反対咬合の治療

        

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 お写真の患者様は骨格性の反対咬合の可能性のある患者様です。お父様がいわゆる受け口です。

 骨格性の反対咬合の疑いのある患者様は小児期の顎顔面の骨格分析をしてみると上顎の成長が足らないことが多いです。しかし上顎の成長のピークは下顎のそれより早く終わってしまいます。ですから気づかずにそのままにしてしまうと上顎は成長の余地がなくなった後の小さい状態、下顎は過度に成長してしまった状態で治療することになります。その場合は選択肢としては抜歯矯正、もしくは抜歯と外科(顎の骨を切って短くする矯正)しか選択できなくなります。

 でも、お写真の患者様はおそらくそういう危機は回避できたと思います。小学校に入ってすぐにご相談を受け治療開始しました。半年ほど上顎を広げる装置を使用して、その後半年同じ装置で後戻り防止の経過観察、現在はMFTのみで永久歯列への健全な交換を試みております。

 もし、こちらの患者様が咬み合わせが反対のまま全ての永久歯が生えそろってしまった段階でご来院されたら、こういった治療はできなかったでしょう。この場合、経過観察しながら今後も長く咬み合わせをみていかなければならないので歯科医院へ来る期間としは長いというデメリットはありますが、永久歯の抜歯や外科矯正はしなくて済むだろうというメリットがあります。

 

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